パソコンを起動したとき、3枚あるディスプレイのうち、中央の1枚だけ電源が入らないことがありました。
毎回ではないのですが、そのたびにリモコンで電源を入れないといけません。
ものすごく困るわけではないけれど、毎回やるとなると地味に面倒です。
今回はこの症状をAIに相談して調査してもらい、モニターのファームウェアを更新したところ改善したので、記録として残しておきます。
同じI-O DATAのGigaCrysta「GDQ271JA」を使っていて、
- PC起動時に画面が映らない
- 電源が自動で入らない
- リモコンで電源を入れると映る
- DisplayPort接続で起動が安定しない
といった症状がある人の参考になればと思います。
使用しているディスプレイ環境
現在、3枚のディスプレイを使用しています。
- 左:Acerのディスプレイ
- 中央:I-O DATA GigaCrysta「GDQ271JA」
- 右:I-O DATA GigaCrysta「GDQ271JA」
中央と右は、同じ型番のGigaCrystaです。
どちらもDisplayPortでPCに接続しています。
ところが、PCを起動したときに中央のGigaCrystaだけ電源が入らないことがあるという症状が発生していました。
右側のGigaCrystaは正常に起動します。
中央のモニターも故障しているわけではなく、リモコンで電源を入れれば普通に映ります。
同じ型番、同じ接続方法なのに、なぜか片方だけ起動しない状態でした。
ChatGPTのCodexに相談してみた
今回は、普通のChatGPTのチャットではなく、Codexに相談してみました。
イベントログやWindowsの設定など、PC内部の状態も確認しながら原因を調べてもらえるのではないかと思ったためです。
Codexに調査してもらったところ、次のことが分かりました。
- Windows上では3台ともディスプレイが認識されている
- 中央と右のモニターは、どちらもGDQ271JA
- 2台ともDisplayPort接続
- NVIDIAの表示ドライバーに目立ったエラーはない
- Windowsの高速スタートアップは無効
Windows上では、電源が入っていないように見える中央のモニターも認識されていました。
そのため、PCが中央のモニターを認識できていないというより、モニター本体の設定や起動処理に原因がある可能性が高そうでした。
最初に疑ったのは節電設定
最初に原因候補として挙がったのが、GDQ271JAの節電設定です。
モニターの設定によっては、待機状態が続くと本体の電源が切れ、映像信号が戻っても自動復帰しない場合があるようです。
今回の症状にも合っていそうだったため、中央と右の設定を比較しました。
確認した場所は、モニターのメニューにある節電設定です。
しかし、中央も右も節電設定は同じで、どちらも「切」になっていました。
どうやら節電設定が原因ではなさそうです。
ファームウェアのバージョンを確認
次に確認したのが、モニター本体のファームウェアです。
中央と右のGDQ271JAでバージョンを確認したところ、どちらも1.01.00になっていました。
Codexに調べてもらったところ、より新しいファームウェアが公開されており、更新内容には動作安定性や電源ONに関連する改善が含まれているとのことでした。
今回の「PC起動時に画面がつかない」という症状にも関係している可能性があります。
そこで、2台ともファームウェアを更新してみることにしました。
今回、私の環境では1.01.00から1.06.00へ更新しています。
「USB Drive not found」と表示された
モニターのメニューからシステム更新を実行してみると、
USB Drive not found
と表示されました。
最初は何か失敗したのかと思いましたが、単純に更新用のUSBメモリーを挿していなかったことが原因です。
GDQ271JAのファームウェア更新には、USBメモリーが必要でした。
パソコンからモニターへ直接アップデートするのではなく、USBメモリーへ更新ファイルを入れ、そのUSBメモリーをモニター本体へ挿して更新します。
GDQ271JAのファームウェア更新手順
実際に行った手順は次のとおりです。
1.USBメモリーを用意する
まず、更新ファイルを入れるためのUSBメモリーを用意します。
フォーマットすると中のデータが消えるため、空のUSBメモリーを使うのが安全です。
2.ファームウェアをダウンロードする
I-O DATA公式サイトのGDQ271JAサポートページから、ファームウェア更新ファイルをダウンロードします。
使用しているモニターの型番を間違えないように注意します。
3.ダウンロードしたファイルを展開する
ダウンロードしたファイルを実行して展開します。
展開すると、更新に使用する.img形式のファイルが作成されます。
4.USBメモリーをFAT32でフォーマットする
USBメモリーをWindowsへ挿し、FAT32形式でフォーマットします。
フォーマットするとUSBメモリー内のデータは消去されます。
必要なデータが入っている場合は、事前に別の場所へ保存しておきます。
5.更新ファイルをUSBメモリーへコピーする
展開された.imgファイルを、USBメモリーの一番上の階層へコピーします。
フォルダーを作ってその中へ入れるのではなく、USBメモリーを開いてすぐ見える場所へ置きました。
6.USBメモリーをモニターへ挿す
更新ファイルを入れたUSBメモリーを、GDQ271JA本体のUSB SERVICE端子へ挿します。
PC側のUSB端子ではなく、モニター本体へ挿す必要があります。
7.モニターのメニューから更新する
モニターのメニューを開き、次の順番で操作します。
その他 → システム更新 → 実行
更新中はモニターの電源を切ったり、USBメモリーを抜いたりしないようにします。
8.更新後にリセットする
アップデート完了後、USBメモリーを抜きます。
その後、モニターのメニューからリセットを実行しました。
その他 → リセット → 実行
リセットすると、画質や節電などの設定が初期化される可能性があります。
必要に応じて、普段使っていた設定へ戻します。
私は同じUSBメモリーを使い、中央と右のモニターを1台ずつ更新しました。
ファームウェア更新後に再起動
2台のGigaCrystaを更新した後、PCを再起動してみました。
結果は、これまで起動しないことがあった中央のディスプレイも、正常に起動しました。
いつものようにリモコンで電源を入れる必要もありませんでした。
ただし、確認できた起動回数はまだ少ないため、ファームウェアが原因だったと完全に確定したわけではありません。
もともと毎回発生する症状ではなかったため、しばらく使って再発しないか様子を見る必要があります。
それでも、更新直後の再起動では正常に映ったため、古いファームウェアが関係していた可能性は高そうです。
Codexを使ってよかったのか
今回の問題は、普通のChatGPTへ相談しても解決できた可能性があります。
モニターの型番やファームウェアのバージョンを伝えれば、公式情報を調べて更新を提案してもらうことはできたと思います。
一方でCodexを使ったことで、
- Windowsが3台とも認識している
- 表示ドライバーに目立ったエラーがない
- 高速スタートアップが無効
- 2台の接続方式や型番が同じ
といったPC側の状況を確認できました。
Windows側の認識問題ではなさそうだと分かったため、モニター本体の設定やファームウェアへ調査対象を絞れたのはよかったです。
イベントログやWindowsの設定、ドライバーの状態などを確認する必要があるPCトラブルでは、普通のチャットよりCodexのほうが便利な場面もありそうです。
ただ、Codexが最初に予想した節電設定は今回の原因ではありませんでした。
AIが出した原因候補をそのまま信じるのではなく、実際の設定を一つずつ確認していくことも大切だと思います。
まとめ
GigaCrysta「GDQ271JA」がPC起動時に映らない場合は、次の項目を確認してみるとよさそうです。
- モニターの節電設定
- DisplayPortケーブル
- グラフィックボードの接続端子
- Windows上でモニターが認識されているか
- モニターのファームウェアバージョン
- 最新ファームウェアへの更新
私の環境では、ファームウェアを1.01.00から1.06.00へ更新した後、PC起動時に中央のモニターも正常に映るようになりました。
まだしばらく様子を見る必要はありますが、毎回リモコンで電源を入れる手間がなくなるなら、かなり助かります。
今回のように、AIを使って日常の困りごとを調べ、実際に解決できた事例は、今後もブログへ記録していこうと思います。

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