2026年9月3日、FP3級を受験して合格しました。
勉強を始めたのは8月23日頃なので、勉強期間は約10日間。
勉強時間もそれほど多くなく、ざっくり計算すると15時間程度だったと思います。
結論からいうと、資格試験としてのFP3級はかなり簡単でした。
これまで簿記3級、簿記2級、基本情報技術者、応用情報技術者、PMPなどいろいろ資格試験を受けてきましたが、その中でもかなり楽な部類です。
個人的には簿記3級よりさらに簡単に感じました。
ただ、今回は「FP3級という資格が欲しい」というよりも、税金や社会保険、年金、保険などの制度を一度体系的に勉強しておきたいというのが受験した一番の目的でした。
その意味では、受験してよかったと思っています。
FP3級を取ろうと思った理由
FP3級を受けようと思ったのは2026年8月21日頃です。
かなり唐突に思い立ちました。
私は個人事業主なので毎年確定申告をしています。
そのため税金について自分で調べることも多いのですが、一度ちゃんと基礎から整理しておきたいと思っていました。
もう一つ大きかったのが、家族や親戚から相談されたときのことです。
税金、年金、社会保険、相続などには、知っているか知らないかだけで結構な差が出る制度があります。
身内を見ていても、
「その制度を知っていれば損しなかったのに」
と思うことがあります。
専門家として仕事をするつもりはありませんが、せめて身近な人が困ったときに、
「それならこういう制度があるから調べてみた方がいい」
くらいは言える存在になりたい。
そんな理由からFPの勉強を始めました。
勉強開始時点で多少の予備知識はあった
まったくのゼロからスタートしたわけではありません。
私はすでに簿記2級を取得しているので、税金や財務については多少知識がありました。
NISAなどの投資制度や年金についても普段から自分で調べています。
生命保険なども自分で加入する際にいろいろ調べていたため、まったく知らない分野ではありませんでした。
一方で、
- 不動産
- 相続・事業承継
についてはほぼ知らない世界でした。
そして困ったことに、この2分野には最後まであまり興味を持てませんでした。
試験対策としては、
「ここは最低限だけ覚えて、ほかの分野で点を取ればいい」
くらいの扱いにしていました。
実際、本試験の不動産は8/10点、相続・事業承継は7/10点だったので、それでも十分だったようです。
使った教材
使った教材は主に2つです。
みんなが欲しかった!FPの教科書 3級
テキストは滝澤ななみさんの『みんなが欲しかった!FPの教科書 3級』を使いました。
滝澤ななみさんの本を選んだのには少し理由があります。
簿記3級を勉強したときに、同じ滝澤ななみさんの『スッキリわかる』シリーズを使って合格しました。
その後、簿記2級ではパブロフシリーズを使いました。
パブロフの本は試験対策としては非常に効率的だったのですが、個人的には、
「なぜこの処理をするのか」
というところまであまり追求せず、とにかく試験に合格することに特化している印象がありました。
私は理由まで理解したくなるタイプなので、そこが少し合いませんでした。
そのためFPでは再び滝澤ななみさんの本を選びました。
後から知ったのですが、FPにも『スッキリわかる』シリーズがあるようなので、そちらでもよかったかもしれません。
FP3級 過去問道場
問題演習には過去問道場を使いました。
これはかなり便利でした。
特にCBT試験を受けるのであれば、過去問道場上の電卓も一度使っておくことをおすすめします。
本試験の操作感とかなり似ています。
勉強時間は約15時間
勉強時間は正確に計測していませんが、おそらく15時間程度です。
教科書は6チャプターあり、それぞれ2時間程度。
それに加えて過去問道場で、
- 学科2回
- 実技2回
くらい解きました。
これを合わせて、おおむね15時間くらいだと思います。
勉強期間としては8月23日から9月3日までなので約10日間です。
私の勉強方法は「本を読む→気になったらChatGPTに聞く」
基本的には教科書を最初から読み進めました。
ただし、教科書に書かれていることだけを覚える、という勉強方法ではありません。
気になった制度が出てくるたびにChatGPTへ質問しました。
FP3級の試験だけを考えれば、
「そこまで覚えなくても大丈夫です」
と言われるようなところまで結構掘り下げています。
例えば、
「なぜこの制度になっているのか」
「実際にはどういう人が対象になるのか」
「自分の場合ならどうなるのか」
といったところまで調べました。
資格を取ることよりも、制度そのものを理解することが目的だったからです。
逆に、まったく興味を持てなかった不動産と相続については、本当にさらっとしか読んでいません。
「読んだ」というより、ページに目を通したくらいのところもあります。
かなり分野ごとに温度差のある勉強方法でした。
合格だけが目的なら過去問中心でもよさそう
私の場合は制度を理解することが目的だったので教科書をかなり使いましたが、単純にFP3級へ合格することだけが目的なら、もっと短時間でもいけると思います。
FP3級は問題のパターンがかなり決まっています。
そのため、
- 教科書を一通り読む
- 過去問道場を解く
- 間違えたところだけ確認する
- また過去問を解く
という方法の方が、試験対策としては効率がいいでしょう。
逆に私のように、制度そのものを知りたいのであれば、
教科書を読む → 興味を持った制度をさらに調べる
という方法が面白いと思います。
過去問の点数は50%から80~95%まで上がった
勉強を始める前に問題を解いた時点でも、およそ50%程度は取れていました。
そこから勉強を進めて、
| 時期 | 学科 | 実技 |
|---|---|---|
| 勉強前 | 約50% | やってない |
| 試験前々日 | 約75% | 約75% |
| 試験前日 | 約80% | 約95% |
| 本試験 | 76.7% | 80.0% |
という結果になりました。
本番は、
学科46点/60点
実技80点/100点
でした。
余裕で合格できるだろうと思っていたので、試験前に必死で追い込んだり、細かく見直したりもしていません。
これまで受けてきた資格試験と比較すると、かなり舐めた状態で本番に臨んでいます。
それでも十分合格できました。
本試験は過去問より少し難しく感じた
意外だったのは、本試験そのものです。
「過去問とほとんど同じ問題ばかりだろう」
と思っていたのですが、実際に受けると結構細かいところを聞かれました。
個人的には、
「そこ聞くのか」
という重箱の隅を突くような問題もあり、過去問より少し難しく感じました。
とはいえ、まったく分からず困るような問題はありませんでした。
合格ラインを考えれば、多少知らない問題が出ても大きな問題にはならないと思います。
CBT試験は30分程度で終わった
今回は日本FP協会の実技試験「資産設計提案業務」を選びました。
特に強い理由があったわけではありません。
実技試験にいくつか種類があることも、あまり理解しないまま申し込んでいました。
後から考えると、自分は金融資産運用が好きなので、別の実技科目を選んでもよかったかもしれません。
CBT試験の予約自体は簡単でした。
ただし、私がこれまでほかのCBT試験で使用していたアカウントとは別に、新しくアカウントを作る必要がありました。
試験時間については、学科・実技ともに私は30分程度で終了しました。
もともとは、
「試験が全部終わったら昼にまぜそばを食べて帰ろう」
と思っていました。
ところが9時30分頃に会場へ到着し、試験と休憩を含めても10時45分頃には終わってしまいました。
さすがに昼ご飯には早すぎたため、店が開くまで高島屋をぶらぶらすることになりました。
試験時間については、それほど心配しなくてもいいと思います。
FP3級は簡単。でも取る意味がないとは思わない
資格試験としての難易度だけでいえば、FP3級はかなり簡単だと思います。
少なくとも私がこれまで受けた資格の中ではかなり楽でしたし、簿記3級よりも簡単に感じました。
また、FP3級を持っているだけで就職や転職が大幅に有利になったり、収入が増えたりする資格でもないと思います。
そういう意味では、
「FP3級なんて取っても意味がない」
と言われる理由も分かります。
ただ、私はそうは思いません。
そもそも私の場合、資格試験でも予約しないとなかなか本気で勉強しません。
「試験を受ける」
という期限を設定したからこそ、10日間で税金、社会保険、年金、保険、投資、不動産、相続を一通り勉強できました。
さらに「FP3級を持っています」と言えば、身近な人からも、
「これってどうなの?」
と多少は相談してもらいやすくなるかもしれません。
もちろんFP3級を取っただけで専門家になれるわけではありません。
ただ、何か相談されたときに、
「そういう制度があったはず」
と気付けるだけでも意味があります。
私がFP3級を取った目的は、まさにそこでした。
FP2級は今のところ受ける予定なし
FP3級に合格すると、そのままFP2級を目指す人も多いと思います。
私もFP2級の教科書を少し見ました。
ただ、現時点では、
「3級で勉強した内容をさらに細かくする感じだな」
という印象です。
今回の目的だった、
税金や社会保障などを一度体系的に勉強して、身近な人が困ったときに制度の存在へ気付けるようになる
という目的は、FP3級である程度達成できました。
そのため、今のところFP2級を取る予定はありません。
今後FP2級を取ること自体に何か価値を見つけたら、そのとき改めて考えようと思っています。
まとめ
FP3級は、資格試験としてはかなり簡単でした。
私の場合は、
- 勉強期間:約10日
- 勉強時間:約15時間
- 教材:『みんなが欲しかった!FPの教科書 3級』
- 問題演習:過去問道場
- 本試験:学科46/60点、実技80/100点
という結果でした。
単純に合格するだけなら、もっと過去問中心に勉強すればさらに短期間でも狙えると思います。
ただ、FPの勉強で扱う内容は、税金、年金、保険、投資、不動産、相続など、普通に生活していればいつか関わる可能性が高いものばかりです。
資格そのものが仕事に直結しなくても、知識は無駄にはならないでしょう。
私の場合も、FP3級の資格そのものより、
「こういう制度がある」と一通り知ることができた
ことの方が大きな収穫でした。
そして今後、家族や親戚が何かの制度を知らずに損をしそうになったときに、
「あ、それならこういう制度があったはず」
と気付ければ、それだけでも今回勉強した意味は十分あったと思います。


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