長年使っていたキーボードは、LogicoolのG610です。
有線、フルサイズの日本語配列で、青軸。
かなり長いこと使っていたので、キー配置にも打鍵感にもすっかり慣れていました。
ただ、最近はデスク周りのケーブルをできるだけ減らしたくなり、キーボードもワイヤレス化したいと思うようになりました。
そこで、G610からの乗り換え先を探し始めました。
最初に考えていた条件
最初の条件はこんな感じです。
- ワイヤレス
- 日本語配列
- フルサイズ
- 青軸
- G610から大きく違和感のないキー配置
書き出してみると、それほど特殊な条件には見えません。
ところが実際に探し始めると、思っていた以上に候補が少ない。
特に「ワイヤレス」「フルサイズ」「日本語配列」「青軸」を全部満たそうとすると、一気に選択肢が減りました。
Logicool G915も候補になった
最初の有力候補の一つがLogicool G915です。
G610と同じLogicoolなので、乗り換え先としては自然な候補でした。
薄型でワイヤレス、見た目もかなり好みです。
ただ、調べているうちに気になったのが、キーボード左端に並んでいるマクロキーでした。
自分は左CtrlやShiftをかなり使います。
そのさらに左側にキーが並んでいると、今までの感覚で手を伸ばしたときに押し間違えそうです。
これは最初から条件にしていたわけではありません。
G915を実際に候補として見たことで、
「左側に追加キーがある配置は自分には合わなさそう」
ということに気付きました。
もう一つ、Logicoolの設定ソフトであるG HUBも個人的にはあまり好みではありません。
キーボード本体は魅力的だったのですが、このあたりを含めると少しずつ候補から離れていきました。
フルサイズにこだわらない方がいいのでは?と思い始めた
キーボードを探しているうちに、もう一つ気になったことがありました。
フルサイズキーボード自体の選択肢が、以前より減っているように感じたことです。
ワイヤレスキーボードを見ていると、テンキーレスや75%サイズなどはかなり選択肢があります。
一方で、フルサイズ、さらに日本語配列まで条件を付けると候補がかなり少なくなる。
今回は何とか見つかったとしても、また数年後にキーボードを買い替えるときに、さらにフルサイズの選択肢が減っていたら困ります。
それなら今のうちに、
「フルサイズじゃなくても使えるようにしておいた方がいいのでは?」
と思い始めました。
テンキーレスまで候補に入れられれば、キーボード選びの幅は一気に広がります。
今回だけではなく、今後の買い替えでもかなり楽になるはずです。
G915にもテンキーレス版がありますし、左側のマクロキーが気になる問題も解消できます。
そこで、
「キーボード本体はTKLにして、テンキーだけ別に置けばいいのでは?」
と考えました。
TKL移行を試すため、まず外付けテンキーを購入
ただ、いきなりテンキーレスキーボードを買って、
「やっぱりフルサイズじゃないと無理だった」
となるのは避けたい。
そこでまず、ワイヤレスの外付けテンキーだけ購入しました。
これを普段のキーボードとは別に置いて使ってみれば、
「キーボードとテンキーが分離している環境に自分が適応できるか」
を確認できます。
問題なければ、次のキーボードはTKLでもいい。
そうすれば今回だけでなく、数年後の買い替えでも選択肢がかなり増えます。
……という狙いでした。
実際に外付けテンキーを使ってみた結果
実際に使ってみました。
結果は、
やっぱり無理。
テンキーそのものが使いにくいわけではありません。
ただ、長年フルサイズキーボードを使ってきたせいか、テンキーがいつもの位置にくっついていないことにかなり違和感がありました。
数字を入力しようとしたとき、いつもの感覚で右手を伸ばしてもそこにテンキーがない。
別の場所に置いてあるテンキーへ手を動かす必要があります。
ちょっとした違いなのですが、思っていた以上に気になります。
将来の選択肢を増やすためにTKLへ慣れておく、という考え自体は悪くなかったと思います。
ただ、自分には合いませんでした。
ここで方針が決まりました。
今後選択肢が少なくなったとしても、自分はフルサイズを選ぶ。
テンキーレスは候補から外し、もう一度フルサイズに絞って探すことにしました。
Keychron Q6 Maxも候補になった
KeychronではQ6 Maxも候補になりました。
フルサイズで、ホットスワップにも対応。
キースイッチを後から交換できるので、今回のように打鍵感にこだわりがある場合にはかなり魅力的です。
ただ、自分がG610から乗り換えることを考えると、PrintScreen周辺を含めたキー配置が少し気になりました。
キーボードは毎日使うものなので、性能や質感だけではなく、
「今までの操作感から自然に移行できるか」
もかなり重要です。
その点で、今回は別の候補を優先することにしました。
K10 HEも検討
Keychron K10 HEも候補に入りました。
こちらは磁気スイッチを採用したモデルです。
通常のメカニカルスイッチとは仕組みが違い、入力位置などを細かく調整できるのが特徴です。
これはこれで面白そうでした。
ただ、今回自分が求めていたのは、ラピッドトリガーなどの特殊な機能ではありません。
G610からなるべく違和感なく乗り換えられる、普通のフルサイズキーボードが欲しい。
そのため、最終的には通常のK10 Maxの方が自分には合っていそうだと考えました。
青軸を諦めることにした
ここまでキーボードを探してきましたが、途中で一つ大きな方針変更がありました。
最初は「青軸」が条件でした。
G610で長年青軸を使ってきたので、次も当然青軸にするつもりでした。うるさいけど好きなんだ。
ただ、ワイヤレス・フルサイズ・日本語配列という条件に青軸まで加えると、本当に選択肢が少ない。
そこで、一度青軸以外も考えてみることにしました。
家電量販店に行き、実際にいろいろなキースイッチを触って確認。
そのときに思ったのが、
リニアは絶対に無理。
ということでした。
押したときにスッと沈んでいく感触が、自分にはどうしても合いません。
G610の青軸に慣れていることもあり、ある程度「押した」という感触が欲しい。
一方で、タクタイル系なら押したときに感触があるので、
「これならまだ使えそう」
と思えました。
ここで、
青軸そのものにこだわるのはやめて、タクタイル系まで候補を広げる
ことにしました。
最終候補になったKeychron K10 Max
そこでかなり有力になったのがKeychron K10 Maxです。
- ワイヤレス
- フルサイズ
- 日本語配列
- 一般的なフルサイズに近いキー配置
- ホットスワップ対応
- タクタイル系のスイッチを選べる
かなり自分の条件に近い。
さらにホットスワップ対応なので、どうしても打鍵感が合わなければ、後からキースイッチを交換できます。
最終的に購入したのは、
Keychron K10 Max 日本語配列・静音バナナ軸
です。(バナナ軸はタクタイルに似てる、押し始めの比較的上の位置で「コクッ」とした山があり、押した感触が指に返ってくるタイプ。)
スペシャルエディションとかって両端がウッドになっててすんごいかっこいい!

こうして、長年使ってきたG610からK10 Maxへ乗り換えることになりました。
買って終わりではなかった
キーボード本体は決まりました。
ところが、使い始めてみると今度はキーキャップが気になります。
K10 MaxはMacでも使えるキーボードなので、標準のキーキャップにはMac向けの表記もあります。
いくつかは交換用のキーキャップを付属してくれてて、Windowsキーやaltはあるけど足りてない。
自分はWindowsで使うので、この部分がどうしても気になる。
さらに、
- PrintScreen
- ScrollLock
- Pause
- かな
- 変換
- 無変換
あたりも、自分が使いやすい表記にしたくなりました。
ScrollLockとかPauseってほぼ使ったことないけど、PrintScreenはよく使います。
機能自体はKeychron Assistantで好きなキーに割り当てられるので問題ありません。
ただ、実際にPrintScreenとして使うなら、キーキャップにもちゃんと「PrintScreen」と書いてあってほしい。
そこで、以前使っていたG610のキーキャップを流用することにしました。
G610からキーキャップを移植
G610のキーキャップを確認すると、K10 Maxでも使えそうなものがありました。
そこで一部を移植。
これで表記についてはかなり自分好みに近づきました。
ところが、今度は別の問題が発生します。
キーキャップがしっかり固定されず、
スポスポ抜ける。
手元に余っていたキースイッチで試す
手元には、以前使ったキースイッチがいくつか余っていました。
GamerFingerというボタンで元々使われていた銀軸を青軸に変更してアーケードコントローラで使ってます。
青軸2個と銀軸が8個あったので、青軸10個買ってつけかえてるんだろうな。
そこで、とりあえずそのスイッチを使ってG610のキーキャップを装着してみました。
銀軸ではスポスポでしっかり固定されません。
ところが青軸に付けてみると、なぜかしっかりハマります。
見た目ではどちらも同じようなCHERRY MX系の十字軸です。
並べて見ても、
「そんなに違いある?」
というくらいの差しかありません。
しかし実際にキーキャップを付けると、明らかに違います。
同じように見える十字軸でも、微妙な寸法差があるようです。
G610のキーキャップに合うスイッチを探す
G610から移植したキーキャップは、手元に余っていた銀軸だとスポスポ抜けてしまいました。
ところが、同じような十字軸に見える青軸ではしっかり固定できます。
「見た目はほとんど同じなのに、なぜこんなに違うんだ?」
と気になって調べてみると、現在のCHERRY MX2Aシリーズとは別に、以前から販売されていた旧来のCHERRY MXシリーズがあることが分かりました。
手元の青軸ではしっかりハマっていたので、G610のキーキャップにはこの旧CHERRY MX系のスイッチの方が相性が良いのではないかと考えました。
ただ、青軸をそのまま追加購入するのは少し違います。
K10 Max本体では静音バナナ軸を使っています。静音バナナ軸はタクタイル系なので、一部のキーだけクリック感と音が強い青軸になるより、同じタクタイル系に揃えたい。
そこで選んだのが**CHERRY MX Brown(茶軸)**です。
今回購入したのは、Bit Trade OneのCHERRY MX 茶軸 10個セット「ADMXBR」。

旧CHERRY MX系の茶軸なら、G610のキーキャップもしっかり固定できるのではないかと考えました。
現在はこのスイッチが届くのを待っているところです。
届いたら、銀軸ではスポスポだったG610のキーキャップが、CHERRY MX Brownならきちんと固定できるのか確認します。
キーボードを探して、自分の条件がかなり分かった
今回かなりいろいろなキーボードを検討しました。
最初は単純に、
「ワイヤレスの青軸フルサイズが欲しい」
というところから始まっています。
ところが実際に探していくと、
G915を見て、左側にマクロキーがある配置は自分には合わないと気付く。
フルサイズの選択肢が少なく感じたので、今後のことも考えてTKLへ移行しようとする。
そのために外付けテンキーまで買ったものの、実際に使うと違和感が強く、やっぱりフルサイズが必要だと分かる。
青軸にこだわると候補が少ないので、店頭で他のスイッチを試す。
リニアは自分には合わない。
タクタイルなら使えそう。
そして最終的に、
Keychron K10 Max 日本語配列・静音バナナ軸
にたどり着きました。
最初に考えていた条件からは、青軸を諦めるという大きな変更もありました。
その代わり、ホットスワップ対応なので、今後どうしても気になればスイッチを交換できます。
そして現在は、G610から移植したキーキャップをきれいに収めるための追加スイッチ待ち。
G610からK10 Maxへの乗り換え自体は終わりましたが、自分好みのキーボードになるまではもう少し調整が続きそうです。


コメント